2022.11.07 13:29
先週1週間、大仙市にて第145回種苗交換会が開かれました。
戦前戦後、コロナ禍でも、規模は縮小しつつも休むことなく行われてきた種苗交換会。文字通り、その年の優良な作物が展示され、表彰が行われたり、種や苗の交換が行われるものです。
直売所や地域の物産展、農業関係の団体や企業等の様々な展示が行われ、臨時国会でなかなか講演会などを聞くことは叶いませんでしたが、開会式や閉会式にお邪魔する合間を縫って買い物や見学をさせていただきました。
金曜日に行われた閉会式では、農家の皆様や農業関係団体の皆様のこの一年のご奮闘に感謝を申し上げるとともに、表彰を受けられた皆様にお祝いの言葉を述べさせていただきました。
この夏に新しくご就任された野村農林水産大臣は、私が生まれる前から農協に勤務され、農政一筋に仕事をされてきた方。それだけに農家やご関係各位の期待、農政に強い思いを持っている与野党の国会議員からの期待は絶大なるものがあると感じております。
先月末に行われた所信表明では、国内市場の縮小や生産者の現状・高齢化などの課題、ロシアのウクライナ侵攻などによる食糧安全保障上のリスクの高まり、気候変動などにも触れられ、国内生産基盤の維持強化、将来に渡って食料を安定的に供給していくため、今がまさにターニングポイントであると発言されていました。
そうであるならば、今、全国に先駆けて少子高齢化に直面し、担い手の高齢化、減少が一番顕著である秋田の基幹産業である農業の現状を委員会で取り上げ、その解決のために働いていくことは、日本全体の農政課題の解決につながるものでもあると確信しています。
種苗交換会でお会いした皆様、また、日々の活動中でお話を聞かせていただける皆様の声を下支えとしながら、秋田県農業の発展のために最善を手繰り寄せるために全力を注いで参ります。
また、現在、農水省としても農業の担い手の4割を占める重要な存在としている、農家の女性の皆様、女性活躍などと言われるずっと前から、家事や育児、介護に農作業の手伝いや創意工夫をこらした加工にと休む間もなく立ち働いてこられた皆様が、より農業経営の意思決定に参画し、日々快適に農作業に従事することができる環境がつくられるよう、県内唯一の女性国会議員として、皆様の声を農政に反映させるべく職責を果たしていきたいと考えております。
ここから雪に覆われる長い冬がやってきます。冬支度を終えられた頃でも、日々思われていらっしゃることなど、この場でも個別のメールでもどのような形でも結構ですので、農業に携わる皆様からお声を賜ることができればと思っております。