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地産地消が基本の食料の安全保障

2024.06.12 15:01

語る会の合間の楽しみは、県内各地の名産を頂くこと。

昨年に引き続き、この日は八峰町の「どはち」にお邪魔しました。

どはちは、八峰町の若手漁師の方が新鮮な魚介を、若手農家の方が米や出汁などを提供している地産地消の地物食堂です。この日は、若手漁業者の皆さんが取り組んでいる養殖サーモンも提供されており、食感・食味とも絶品のサーモンが丼の中心に据えられていました。

気候変動の影響を大きく受け、日本近海は特に海流等の影響もあり、水温がかつてないほど上昇しています。そうした中、獲れる魚種が変わったり、以前は豊富に獲れていたものが全くいなくなったりと大きな異変が起こっています。こうした変化に対応し、限りある資源を活用し、また、漁業者の収入を維持するため、様々な取り組みが各地で行われています。八峰町のサーモンの養殖事業もその中の一つです。

先日の農水委員会では、参考人の方から、農作物は基本的には極めて地域限定的な資源、地産地消が基本だとの指摘がありました。地物にこだわったこの丼の価格は2500円。外食産業では、昨夏の米の不作から外国産米をブレンドするところもある中で、国産と地物にこだわるのなら、自分たちでお店を回して手を尽くしてもこのくらいの価格になるということだろうと思います。

物価高が続くなか、多くの方がしょっちゅう頂けるような金額でないことは事実ですが、国産の農家・漁業者を支えたいのであれば、国内の生産基盤を守りたいのなら、消費者がそうした価格を理解して買い支える必要がある、農水委員会での参考人の方々の言葉の重みを感じつつ、こうして美味しく作り手の顔が見える安心なご飯を頂けるのは生産者、漁業者の方々のお陰と感謝しながら頂きました。

今後も県内の作り手を支える適正な価格形成のため、安心安全の食料の安全保障のため、八峰町の取り組みにも注目しながら応援していきたいと思います。

ご馳走様でした!

尚、今週末は下記のところで語る会を行います。皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

<今週末の日程>

6/15(土)            

午前10時   潟上 天王グリーンランド        

午後1時     三種 山本公民館

午後3時     男鹿 市民文化会館        

6/16(日)

午前10時   大仙 はなび・アム      

午後1時     美郷 住民活動センター          

午後3時     仙北 角館交流センター  

追記:子どもが注文した鳥の唐揚げとしいたけフライもとても美味しかったです。


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