2024.11.21 12:43
総選挙が終わったばかりではありますが、政治の世界では早速来年7月の参議院選挙への対応が大きな焦点となっています。
そしてそれは、私が頂いた6年間の任期の満了を告げることでもあります。
与野党ともに来夏の参議院選挙に向けて候補者の調整を急いでいる状況のなかで、それを受け、報道の皆様からも任期満了を迎える私の元へお問い合わせを頂くことが増えてきました。そこで、現時点での私の考えを申し上げたいと思います。
私自身にとって本当に大きな決断だった2019年の参議院選挙への立候補は、熟慮に熟慮を重ねたものでした。
当時、秋田に関わる政策課題が注目を集め、来たる参議院選挙において民意を問う構図が浮かび上がっておりました。与党の現職に対し、しっかりとした野党統一候補を立てる必要性に迫られたものの、実際には候補者の擁立が難航し、選挙まで約半年となった頃、突如として候補者として私が打診を受けることとなりました。
私自身はもともと政治家になるなどとは考えたこともなく、当時は我が子も未就学児であり、およそ打診をお受けできるような環境にはないと感じていました。ただ、その選挙の重要さ、そして常々感じていた女性や子ども、障がいを抱えた方々の声なき声を国会に届け解決していくことの必要性を重く受け止め、最終的に立候補を決心するに至りました。
結果として、党派を超えて本当に多くの方々からのご支援を賜り、日本屈指の保守地盤と言われる秋田で議席を賜ることとなりました。
議員として活動したこの数年間、当初選挙の争点とされた問題も奇跡的に解決に導くことが叶い、そして子どもの育ちや学びに関すること、女性を取り巻く現状、秋田にとっても見過ごせない課題である自殺対策などについても取り組み、一議員として、時には超党派の議員連盟の一員として、一つずつ改善や前進させることができたものもあります。
意を決して立候補したことも、そして議員として活動してきたことも、今振り返っても後悔はありません。そしてまた、まだ結果の出せていないことに関しても、この仕事を与えられている限りにおいて懸命に努力していこうと心に誓っているところです。
冒頭に申し上げましたとおり、来年の7月には任期満了を迎えます。
私自身としては、5年前初めて立候補した時の想いを振り返り、そして今まで手掛けてきた諸懸案について見つめ直し、もう一度立候補すべきかどうか、流れに身を任せることなく心静かに考えたいと思います。
もちろん、いつまでも判断を留保することは適切ではないとも考えております。
年末年始に家族ともゆっくりと話し合い、ご支援を賜った皆様のお気持ちも斟酌しながら、年明け早々には自らの考え方を固め、皆様にお伝えしたいと考えております。
それまでの間、今少しお時間を賜りたく、何卒ご理解頂ければ幸いです。