2025.08.19 15:32
お盆休みのカレンダーの並びがよかった今年、皆様は少しゆっくりお休みになれましたでしょうか?
先の大戦を終えて80年が経つ今年、戦争で亡くなった多くの方々に改めて哀悼の意を表しますとともに、戦争で傷を負い、家族を亡くし、苦しみ、トラウマを背負って生きてこられた方々に心からお見舞いを申し上げます。
今月に入り数多の報道で戦争の体験を見聞きしてきました。戦没者追悼式の中継を見て息子と共に手を合わせながら、戦争に向かい、シベリアに抑留されながらも帰還を果たし、命を繋いでくれた祖父のおかげで、私も息子も今ここにいるということが改めて奇跡のように思われてなりませんでした。祖父と連れ添った祖母も昨年の秋にこの世を去り、私個人としても、戦争のことを直接知る家族からその経験を聞く機会は失われました。祖父は言葉少なながらも、母には、シベリアで食べ物がなく、ほんの少し生えた数センチの丈の草や革靴の革をかじって飢えを凌いだことなど、抑留時の経験を話していたそうです。また、被害の歴史のみならず、誌面で日本軍がフィリピンや台湾などで行ってきたことなどを知るにつけ、こうした国々がいま親日国であることの寛大さ、寛容さに胸が詰まる思いが致しました。
来月には、例年参加しているアジア女性国会議員会合がモンゴルで行われます。いつもとびきりの笑顔で迎えてくれるアジア各国の彼女たちに改めて反省の気持ちを伝えながら、続く友情への心からの感謝と平和への誓いを伝えたいと思います。
写真は以前、広島の平和記念公園を訪れ献花した時のもの。