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10歳の女の子の人生を

2025.08.29 11:15

国際人口問題議員懇談会の一員として、UNFPA(国連人口基金)、IPPF(国際家族計画連盟)の皆さんと共に、宮路拓馬外務副大臣に、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)分野への資金拠出に関する要望を行いました。昨年のSRHRに関する国際会議への参加以降、特にこの分野の支援の有無は、途上国における子どもたち、特に女の子、女性の人生を左右する決定的に重要なものと痛感しています。性と生殖に関する権利は、人間の尊厳の根幹に関わるものだからです。

アメリカが新政権のもとでこうした分野への支援を打ち切ったことで、世界各地のUNFPAなどの活動の資源が大きく損なわれています。バックラッシュの大きいこうした分野に、今もなお世界第4位の経済大国として、日本の貢献と各国への資金拠出への働きかけが求められていますが、多くの国で自国ファーストを叫ぶ勢力が台頭し、取り巻く環境は非常に厳しいと言わざるを得ません。でも、そのような今だからこそ、想いを同じくする議員と共に理解を広げる活動を地道に続けていく必要があると考えていますし、このような時だからこそ、積極的に支援を行うことが国際社会の中で評価を受け、長期的に日本の国益にも繋がるものと確信しています。

<一人ひとりの力は微力だと感じることがあっても、皆さんの人生の旅路は10歳の女の子の人生を永遠に変えることができる>

昨年の会議の閉会式で、世界各国から集まった約300名の国会議員に語り語りかけられた主催者の言葉を忘れることなく、歩みを進めたいと思います。


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