2019.07.06 11:21
この数ヶ月、たくさんの激励を頂きながら、同時に多くのご批判も賜りました。
その中に「この前まで主婦をしていた人に、国会議員は務まらない」。
そんな批判があることを教えてくださる方がいらっしゃいました。
おそらくこれは、主婦という呼称のもと、普通の女性に何ができるのかと問われているのだろうと感じました。
政治の世界に飛び込んで4ヶ月、全県を回る中で、本当に様々な出会いがありました。その中で、印象深い二人の女性がおります。
一人は、秋田市で看護師として、私の弟がそうであったような重度障害の子どもと、その家族をサポートする施設を運営されている女性です。
この方は、看護師といて働く中で、重度障害の子どもを支える家族が本当にギリギリの状態で生活しているのを見てきて、その家族を支えるために看護師を辞め、退職金で中古住宅を買って、そのような子どもを受け入れるデイケアの施設を立ち上げた女性です。自らの退職金を自らの老後などではなく、助けてあげたい人達のために注ぎ込み、必死に活動する姿に本当に心が打たれました。
もう一人は、由利本荘市で、ご自身のお兄さんが障害をもつために中々就職できないのを、そして見つかっても理解されずに長続きしないことを解決するため、それならばといっそ自分で兄の就労の場を作ろう、見つけようと10年の歳月をかけて、様々な福祉関係の資格をとって、いざ施設を作ろうとした矢先、お兄さんが亡くなってしまった女性です。お兄さんの亡くなった後、絶望していたものの、やはり「同じように困っている人たちがいる」と、この5月に施設を立ち上げられました。
私は、このお二人から女性ひとりの持つ可能性と力というのは、こんなに大きいものなのかと教えられました。
この二つの出会いは、ひとりの女性が立ち上がり、社会を変えていった実例です。
それは、何も東京の有名人の話ではなく、私たちと同じ、秋田県民であり、
それこそ「普通の女性」の方々です。
お二人以外にも、同じように大きな可能性と力を教えて下さった方々と多く出会わせてもらいました。
秋田市で就労支援をしている女性は8年間で26名の方を就労の場に送り出してきました。普通に暮らしていたらなんの苦労もなく生活できるのに、困っている人を見ていてもたってもいられなくなり見ず知らずの福祉の場に飛び込み奮闘されてきました。また、こども食堂に関わっているのも、ほとんどが女性です。
例を挙げればキリがありません。
当たり前のことですが、男性のみならず、女性も、社会を変える本当に大きな可能性と力をもっています。
私は、その可能性を信じ、そしてその力の恩恵に多くの方があずかれるよう応援したいと考えています。
男女に関わらず一人ひとりが持つ可能性と力を、もっともっと信じていきたい。
そんな方々の背中を押し、支える政治を実行したいと強く願って日々訴えております。
7月6日
てらたしずか
(以下スタッフより)
選挙戦も3日目。
本日は大曲、横手、由利本荘を回ります。
本番中の更新は、日々の遊説活動の様子をお伝えするのが普通ですが、有権者である皆様に「頑張っている様子」だけではなく、「候補者の考え」をお伝えするのが候補者の役割との本人の想いがあり、日々の活動後に書き足している文章を掲載いたします。
写真は本日の遊説の合間に一枚。