秋田に戻って参りました。
この二週間、選挙直後の取材、事務所の立ち上げ、臨時国会と目が回るような日々でした。
いよいよ今日から落ち着いて全県を歩き始めたいと思います。

本格的に地元活動を開始するにあたり、多くの方から聞かれることについて一言だけ。
それは、当選直後のテレビ出演でも最も聞かれたことですが、「仕事と子育ての両立はどうされるのですか？」というもの。確かに、５歳の息子を抱える身としては、大きな課題ではあります。
選挙中は地元の幼稚園に通い、その後は親戚の家に預かってもらっていましたが、夏休みに入り、親戚に頼りっきりにもなれないものでなかなか大変です。
今日は夫が子守りを担当し、事務所で仕事の傍ら、息子の宿題を見守って過ごしているようです。

ただ、少しだけ気になることは、おそらくこの「仕事と子育ての両立はどうするのか？」との問いは、私が女性であるから聞かれることであって、男性議員だったら聞かれない質問だろうということ。本来であれば男性議員だってお子さんがいれば、仕事と子育ての両立が課題となってもおかしくないはずです。
やはりそこには、子育ては女性が主にするもの、という社会的な役割分担があるように思います。
そして、世の中には子育てだけでなく、親の介護や自身の病気など様々なことと仕事を両立していらっしゃる方がたくさんいます。そうした方々を忘れてはならないと思います。

今回選挙戦を通じて、ひとりの女性として、ひとりの母親として、問題意識を訴えて参りました。
ゆくゆくは、「仕事と子育ての両立はどうするのか？」との質問が女性議員に向けられることがないように、さらには、そもそも子育ては社会全体ですることであって、仕事と子育てとの両立が大きな課題とならない社会を目指して頑張って参ります。

８月７日
能代地域をまわりながら

てらたしずか

Tweet