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はじめての委員会質疑

2019.11.14 17:19

環境委員会で、当選後初めての質疑に立ちました。
20分の限られた時間でしたが、小泉環境大臣をはじめ環境省に聞きました。

まず、秋田で開発計画が相次いでいる洋上風力発電について伺いました。

二酸化炭素の排出の抑制、そして、原子力発電への依存を減らしていく上で、再生可能エネルギーを推し進める必要があるというところに異論はなく、私も賛成です。ただ、洋上風力の拡大は社会的合意を前提とすべきであり、当たり前のことではありますが、海域の環境保全や地域住民の合意を得る観点が重要であることを申し上げました。
環境省は現在促進地域の指定に向けて開かれている協議会に入っておりません。協議会に参加していない地域住民の不安を代弁できるのは環境省であると私は考えていますので、環境問題の重要性や住民の不安を解消するという観点から環境省の積極的な関りを求めました。

次に、男性の育児休業について伺いました。

旧来型の固定化したモデルを壊して行かなければ、これからの日本に光はない、持続可能な社会にはなり得ないとの認識のもと、「環境省は社会変革担当省である」と繰り返し発言されている大臣に、社会変革がなぜ必要だと思われているのかということをお伺いしました。
私は、以前にもこの場でお伝えした通り、日本社会の停滞が、「家庭を顧みずに働ける健康な男性を中心に社会をまわしてきたから」であると考えています。その観点から、社会を変えるため大臣ご自身の育休取得の検討状況についてお聞きしました。

今の日本社会では育休をとりたいと思ってもとれない男性が大勢います。調査によりばらつきはありますが、子育て世代の男性の6〜8割が取得を望みながら、実際には6.16%(2018年実績)しかとれない社会の空気を変えるためには、賛否を含め、議論を喚起することが必要です。小泉大臣からは「(育休を)検討していますと言っただけで、あれだけ騒ぎになるとは私もびっくりした」との言葉も。「政権が目指す女性が活躍する社会を目指すには、男性が家庭で活躍する必要がある」とのワークライフバランスの社長、小室さんの言葉をお伝えするとともに、この社会を変えるためにも、どうか育休の取得してほしい、十分に育児に専念する時間をとっていただきたいと申し上げました。

質疑の動画は下記から閲覧が可能です。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

小泉大臣は、かなりざっくばらんに自分の言葉で考えを述べて下さったように感じましたが、環境省が今後具体的にどのような関わりをしていくのかまでは聞くことができませんでした。
質問だけで終わらせるのではなく、今後もしっかりと環境省の動向を見ていこうと思います。

今回は緊張や時間配分から早口になるところもありましたが、反省点を活かして皆さまの期待に添えるよう引き続き努力を重ねて参ります!

てらたしずか


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