2019.12.17 19:04
10月4日の臨時国会開会から始めたイージス・アショアに関する説明行脚、ようやく先ほど、すべての国会議員の議員室に足を運び、議員や秘書さんに説明することができました。
衆議院議員465名、参議院議員245名。
正直に申し上げますと、全議員を回るというのは想像以上に大変でした。会期中には本会議や委員会への出席、質疑の準備や議連での活動など譲れない仕事があるので、なかなか時間が作れません。ですので、隙間時間を最大限活用し10分でもあれば回るようにしていました。
官房長官や防衛大臣にはしっかり時間をとって頂き、また、議員や秘書の方にお渡しするときはしっかりと伝わるようにお話させて頂いたので、その分、議員室から次の議員室へ、また別のフロアへの移動は猛スピードだったらしく、私について回ってくれた秘書は翌日脚が筋肉痛になったほどでした。
議員なのに市民活動家のようなことをして、と批判的な視線を感じることもありました。また、「なぜうちの事務所に?」と率直に聞かれることもありました。一方で、「本当にすごいね」と評価くださる政府高官や、「一人の議員が自ら全議員を回るというのは聞いたことがない」と褒めてくださる先輩議員もいらっしゃいました。
秋田から遠く離れた選挙区の議員であってもイージス・アショアについての議論になったときに、「そういえば寺田がこんな資料を持ってきたな」「確かに住宅街と近かったな」と、その方の脳裏をよぎればと願っております。実際、与党議員含めて多くの方々が、本件に関して新たに関心を持ってくださり、聞くところによると、与党の中でも新屋演習場への配備を疑問視する方が増えたと伺っております。
思わぬ成果もありました。無所属だとどうしても他の議員の方々と接する機会が限られますが、今回の議員室回りで、政党や地域を超え、様々な議員とお会いすることができました。それぞれの議員が抱えている問題意識や地域の課題などをお話してくださることもあり、大変勉強になりました。このことは、これから5年半残る私の今後の政治活動のあちらこちらに活きてくると信じております。
私の立場だからこそできること。
自らの限られた時間、資源をどこにどのように使うのか。
しっかり考えながら、でも時にはフットワークを軽く、これからも地道に努力して参りたいと思います。
12月17日
てらたしずか