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小さくとも切実な課題を

2020.01.24 12:58

国会初日の昼食は、いつもお邪魔する参議院内のお蕎麦屋さんで。
野菜そば、野菜増しです。
初めて迎える通常国会の緊張をほぐすべく、普段通りのスタートを切りました。

今週から始まった第201回通常国会。会期は約半年の長丁場です。

総理の所信表明演説に続き、衆議院、参議院の両院で各党会派の代表質問が行われています。

基本的には、与野党対決の大きな構図の中で質問は進められつつも、その中で時折り、一人ひとりが抱える切実な問題が指摘されていることが強く印象に残りました。

国民民主党の玉木代表は質問の中で、一人親世帯の子供の貧困について取り上げていました。
貧困の要因の一つに「養育費の不払い」があると。

これは、私自身も参院選を通じて「私が実現したいこと」として取り上げていた切実な課題の一つで、年末の語る会でも改めてひとり親家庭の生活の切実さをお話しくださる方ともお会いしました。
兵庫県明石市が先立って始めている「養育費の立替払い」を国全体の制度に展開していくため、参加している超党派の議連等を通じて足がかりを築いていくことは、今国会中の自らに課した課題と心に決めております。

このことが各党代表質問という大舞台で取り上げられたことに、一人で活動する身として大きな励みにとなりました。

いまだ半年の経験しかありませんが、国会の中での議論はどうしても与野党の対立が軸となり、報道等で取り上げられる話題ばかりに議員の労力が注がれているように感じてしまいます。
それも大変大事なことと承知をしておりますが、一方で、それだけでは片付けられない、日々の生活に関わる目立たないけれども切実な問題に、どれだけ国会は力を発揮できるかが、強く求められているのではないかと感じています。

質疑の中では、内密出産、若者免税、選択的夫婦別姓等、女性や子育て、若者世代への具体策が議論され、また、他の質疑者からは特別支援学校の教室不足や、教師やサポート体制の遅れなど、上記と合わせて私が強く関心をもつものも議題となっておりました。
これらのことを取り上げたことにつき、「代表質問という大舞台の割に議題が小粒」との批判があったとのことでした。
でも、私は、大きな舞台での、小さくとも切実な課題がとても大事なことと考えています。

国会という大きな舞台であっても、小さくとも切実な課題にしっかりと取り組んでいこう。
野次が飛び交う騒々しい議場ではありましたが、静かに強く心に決めた国会の始まりでした。

今国会も、全力で頑張って参ります。
ご指導よろしくお願いいたします。

1月23日
てらたしずか


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