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壇上で溢れた想い

2020.02.07 12:49

「私は『ポツンと一軒家』という番組が好きでよく見ています。いつも、どうしてこんな不便なところに住んでるのかなと思ってたんです。だけどそれは、みんな、やっぱり自分の家が安心できて一番いいっていうことなんですよね」

これは、先日開催されたイージス・アショアの新屋配備に反対する県民署名の集約・報告の会での出来事。

会の終わりに、会場からの発言を募ったところ、緊張の余り司会者が指名するのを待たずに、また、わざわざ前に出てきて壇上で溢れる想いを話し続けた男性がいらっしゃいました。その男性が最後に話したのが、このポツンと一軒家のこと。

新屋地区の住民の方でした。

集まった署名は、実に4万筆。その一つ一つに、様々な想いが込められていると思います。
ただただ、安心して我が家で暮らしたい、誰もが住み慣れた自分の家が一番なんだ、そんな住民の想い、それを応援する周りの方々の想いがこもった一筆一筆。

先日、ようやく知事と市長が政府に対し新屋配備への反対姿勢を示しました。
政府自らが課した配備の前提に、知事と市長の理解があります。
それが不十分であることが、いま、政府に伝わりました。

安心した暮らしは、生活の礎。
うつむきながら、声を振り絞るように話されたあの男性の想いがしっかりと政府に伝わるよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。

てらたしずか


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