2020.04.08 13:59
遅すぎたとの声もありますが、7都府県に緊急事態宣言が発効され、過去最大となる108兆円の補正予算も閣議決定されました。
自粛と補償はセットでなければと、懸命に訴えてきたつもりですが、残念ながら補償は実現せず、無利子の貸付金などが補正予算のメインとなってしまいました。
給付金の30万円も、既に報道やワイドショーなどでも詳しく伝えられていますが、かなり対象が絞り込まれ、数万円の差で30万円の支給が受けられるかどうか分かれ道になっています。
そしてまた、色々な考え方はあるにせよ、感染収束の見通しなど全くたたない状況にも関わらず、今なぜこのタイミングでと思えるもの、例えば感染収束ののちの、旅行への補助や飲食店で使えるクーポンなどの中身が盛り込まれています。
私の主観としては感染対策と、今、補償なき自粛要請に苦しむ飲食店や、景気後退で目の前の資金に苦しむ事業者の方々にとって、本当に意味をなすのかわからない内容で、与党内からも厳しい声が上がっていると漏れ聞いています。
そんな中、ここ数日の夫の働きにより、今回の給付金について、当初対象外とされていた方々へ対象が広がることになりました。
詳しくは夫のブログをお読み頂けたらと思いますが、
(http://www.manabu.jp/blog-entry/2020/04/07/703/)
私として一番引っかかっていたのは、児童養護施設などを出た子どもたちが風俗業などに勧誘されやすい、そうしたところで働いている卒園していった子ども達は、きっと仕事が激減して困っているはずだ、まして子どもを抱えてシングルマザーなどだったら、無理心中などにも繋がりかねないとの懸念の声を施設関係者などから聞いていたことです。
夫の声に耳を傾けてくださった政府関係者、議員、夫や私に声を届けてくださった方々のおかげで、当初は無理かと思っていた、休校による休業補償(こちらは既に風俗関係での労働者を除く形でスタートしていた)の要件も見直しが決まり、遡っての支給までなされることとなりました。この非常時、与党野党の括りなど関係なく、気付いた人ができることをやる、その連携が功を奏したと感じます。
様々なメニューがありますが、申請をしても却下されるとの声も既に届いており、今後もしっかりと運用を含めて意見をしていきたいと思います。
てらたしずか