2020.05.22 13:05
「やってみたらそんなに大変ではなかったですね。何の問題も感じませんでした」とは、環境省の方々の感想。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新しい生活様式が政府や自治体から提案されています。同時に、新しい働き方も日々実践されています。
今回、私から環境省に提案し実践したのは、質問通告のオンライン化。
国会では委員会質疑を行う前に、各省庁に対して質問内容の概要を通告します。
これは本番の委員会で質疑と答弁が噛み合うように、こちらとして質問の背景にある問題意識を伝えたり、細かい数字等を事前に調べてもらい、より具体的な議論が出来るように各議員が行う質問準備のひとつです。
これまでの質問通告は、環境省や議員側関係者が一堂に会して行っていました。多いときは10人近くの職員の方が議員会館の事務所に来て下さるので、あまり広くない部屋の会議スペースはまさに「密」。そのため、今回は、私は事務所から、スタッフは自宅から、環境省の方も省内のそれぞれの机からオンラインで繋いで実施しました。
もちろん、対面で話をするほうが便利な時もあります。ただ、これからコロナ感染症と向き合いながら仕事をする上で変化は必要で、また、環境省の方がわざわざ議員会館に足を運ぶ時間や手間を考えたら、これを機会に出来る限り負担を減らしていこうと考えました。
聞いたところによると、環境省に対する質問通告をオンラインでしたのは私が初めてとのこと。
昨日行われた委員会では委員長はじめ、他の議員の皆様にもオンラインを活用して質問通告をしてみては、と提案しました。
早速委員会終了後に「どうやってやったの?」と聞いてくる議員もいらっしゃり、少しずつ変わっていく実感を持ちました。
「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」とは、サントリーの創業者鳥井信治郎の言葉。
これからの時代にまさに必要な言葉かもしれません。
ささやかな「やってみなはれ」でしたが、今後もこれまでの常識にとらわれず、多くの方の安心と安全が守られるよう頑張って参ります。
5月22日
てらたしずか