2021.01.04 13:07
新しい一年が明けました。
先月下旬からの感染者の急増を受け、新年早々、首都圏での緊急事態宣言検討のニュースが流れ、今年一年を占うような(そうではないことを祈りますが)緊迫した幕開けとなりました。
加えて秋田県内の大雪が災害レベルに達しています。
私の生まれ故郷の横手市では48時間、72時間降雪量は過去最高を記録しました。
横手はもともと豪雪地帯として有名ではありますが、誰しも「このような大雪は今まで体験したことがない」と驚いております。
毎日、新たに1メートル近い雪が降り積もり、それを朝昼晩と除雪し続けることの疲労、その除雪の担い手には一人暮らしの高齢者が含まれています。
友人から、このような話を聞きました。
「正月にもかかわらず、知り合いの爺さん、婆さんから雪下ろしの依頼電話が毎日来ます、泣きそうな声で。予約順に行ってるので泣く泣く断るのですが、本当に辛いです」。
この話のように、高齢化の進んだ地域では、市のボランティアでも追いつかず、もちろん隣近所や知り合いで助け合っておりますが、とても間に合うレベルではありません。
写真は私の実家のある横手市内の様子です。
市内各所で、1週間以内に屋根の雪下ろしをしたのにもかかわらずまた1メートル以上積もっているというところが出ています。
雪下ろしを待っている間にも潰れる家屋が出かねず、設置したばかりの隣の家のカーポートの屋根も心なしか歪んで見えているとの実家の父の言葉。
平均値では語れない、それぞれの地域の実情に根差した対策が必要で、少なくとも横手市については、自助・共助では全く間に合いません。
自衛隊による災害派遣が必要なレベルであると感じ、夫と共に知事ら関係各位に働きかけを始めています。
コロナ、大雪、景気低迷、幾重にも重なり合う災難に、少しでもお力になれるよう、今年も一つ一つの事象に目を凝らしながら、一人でも多くの方の暮らしが平穏なものとなるよう、必要な対策を求めて参ります。
1月4日
てらたしずか