2021.08.25 15:17
今月17日、新型コロナに感染した妊婦さんが搬送先が見つからず自宅で出産し、早産した赤ちゃんが死亡するという痛ましい事案が千葉県で発生しました。現役世代へのワクチンがまだ行き届かぬ中、また、厚労省が妊婦への接種への態度を明らかにしない中でこのようなことが起こりました。
6月には日本産婦人科学会が、妊婦へのワクチン接種に関して、海外での知見を元に、コロナに罹患した場合のリスクを考慮した際、接種による利益のほうが大きいものとして接種を検討するよう勧めていました。妊娠期に新型コロナに感染した場合、重症化する確率や早産のリスクも高まることなどが明らかとなっています。
こうした情報を持っていたとしても、平時でも不安の多い妊娠期に、ご自身で判断するのは非常に難しかったと感じますし、だからこそ、もっと早くから厚労省に明確な態度を示してほしかったと思います。
厚労省が今週月曜に出した通知では、妊婦やその配偶者などが希望した場合、予約やキャンセル待ちを可能な範囲で優先することなどを求めています。
国からの情報が錯綜し、事前に通知された量のワクチンが届かないなどのトラブルが生じている中、関連業務を担う自治体の現場の皆さんはすでに大変な苦労をされていることと思いますが、ぜひ迅速な対応をお願いできればと思います。
そして、今週から全国各地で夏休みが明け、子どもたちの学校が始まりました。
デルタ株の感染力の強さからか、従来と違い子どもへの感染例が顕著に上昇し、子ども同士の感染、そして子どもから親への感染例が相次いで発生しています。
ワクチンを打てない年齢層の子どもたち、そして、家族はどうするべきか。
政府として大きな方針や示唆が示されない中において、お子さんから家庭内感染した方のブログが大変参考になりますのでコメント欄にリンクを貼っておきます。
我が家も息子の学校が始まりました。
緊張感を持ちながら、活動して参ります。
写真は息子が描いた家族の絵です。