2022.02.22 16:20
報道でも多く取り上げられていますが、今日2月22日は猫の日です。
子どもの頃から家にはいつも猫がいて、多くの時間を猫と過ごしてきました。
私が猫を拾ってきては「飼い主を見つけるまで」との言い訳のもと、なし崩し的にそのまま家族の一員になる、というのが我が家の常でした。
不登校をしているときも、ベッドで泣いているといつも猫が寄ってきて涙をなめてくれたり、猫の背中で涙をふいたり。
物言わぬ猫たちにどんなに癒されたかわかりません。
中学校の鞄におんぶしてきた猫。
脳梗塞で半身が不自由になった祖父の散歩に毎日付き合った猫。
弟の死後、会話のない我が家に笑顔をもたらしてくれた猫。
夫の連れ猫たちに歓迎された新婚の頃。
どの猫も忘れがたい、人生のひとときを共にした家族です。
猫の日ではありますが、今日は補助犬法の議員の会も開かれました。
動物愛護議連の会長でもある尾辻先生からは「ロボットはあくびはしないけれど、犬はあくびするからね」との言葉が。
どんなに技術が進歩しても、ロボットにはできない、人を癒す力を動物たちは持っています。
愛猫家や動物愛護団体の活動も功を奏し、年々殺処分される犬猫の数は減っていますが、それでもなお、令和2年度で23,764頭もの犬猫が殺処分され、そのうちの1万9千頭が猫という現状があります。昨年度からは、販売される犬猫へのマイクロチップの装着も義務化されるなど、安易な遺棄が行われないよう少しずつ制度も前進しています。
コロナウイルス感染症やウクライナ情勢など、本当に予断を許さないニュースばかりに気が沈む日々ですが、今日のひととき、愛護団体の皆さんの活動に心から感謝し、愛猫家の皆さんとともに地球上の猫たちの幸せを願いたいと思います。
写真は保護猫だったエル。20~30代を共に過ごし、私の子どもに動物への近づき方を教えてくれた「にゃんこ先生」(子どもがつけたあだ名)でした。