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故郷の冬

2022.11.21 12:55

【故郷の冬】

皆さんは、どのようなことに冬の訪れを感じられるでしょうか。

私にとってのその一つは、冬の甘味。

地域によって呼び名が違うことを知ったのは上京してから。

全国的には「今川焼」と呼ばれるのが一般的なのでしょうか。

私の生まれ故郷の秋田県横手市では「大判焼き」として市民に愛されています。

最近では「あじまん」という呼称も。

子どもの頃は祖母の兄弟が営んでいた十文字の三浦商店でもらって食べるのが常だった大判焼き。今はもう兄弟も他界してしまい、お店もなくなって久しいの

ですが、熱々の大判焼きを渡してくれる時の笑顔が今も脳裏に焼き付いています。

我が家の(特に夫の)今の行きつけの一つは、横手駅前にある「かつた」の大判焼き。

あんことクリームの二種類で、一つ130円。

冬を感じた頃に販売が始まり、春の訪れを感じる頃には販売終了しているまさしく冬の甘味。

ご依頼を頂いた講演の直前に、ちょっと寄り道をして購入しました。

実家の両親と頬張る大判焼き。

雪国にとっては厳しい季節の到来ですが、その中に灯る温かい甘さに幾つになっても癒されています。


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