2023.01.10 12:59
年末に受けていたYahoo! JAPAN SDGsの取材が記事になりましたのでご紹介させてください。
新しい年を迎え、議員となり3年半が経ち、任期6年は長いようでいてあっという間で、やりたいことを絞り込まなければ成果が上げられないと感じています。限られた自分の時間と与えられている資源をどこに割くべきなのか。そんなことを意識するようになったのは、委員会での委員と大臣のやりとりを聞いていた時でした。
「自身の政治的なリソースを何に割くかは政治家自身が決めること」
自分自身のやらなければならないことを決めるにあたり、何を考えるべきなのかと突き詰めると、自分自身がどうしても許せないと思うことは何か、目指すべきだと思う社会の姿はどんなものなのかということだと考えてきました。バタバタする日常の中でそのようなことを心に留めて考えてきましたが、私自身がやらなければならないと思うことは、詰まるところ、「子どもたちに持続可能な社会を残すこと」だと思うに至りました。そんなこともあり、SDGsの文脈での取材のお話をいただいた時はとても嬉しく、私などで良いのかと思いながらも喜んでお引き受けしました。
昨年1年間、日本で生まれた子どもの数が約77万人であったことが報じられ、地方で感じていた子どもの少なさが全国的にも衝撃的な数字となってあらわれてきました。
昨年相次ぐ不調からあれこれ検査を受けて更年期と診断された私ですが、団塊ジュニア世代である私たち世代が子どもを産む年齢を過ぎたという事実をしみじみと感じました。これからはそもそも子どもを産む世代の女性が少ないため、ここから何をどう頑張ろうとも、日本で子どもが今より増えるということはほぼ望めなくなります。
いびつな人口構成は、労働人口の不足を生み、あらゆる産業から働き手がいなくなり、税金を収める人たちも消費も減少していくことを意味しています。知人である海外の投資家の一人からは、「日本の人口構成を改めて見た時に、なんでこんなに自分は日本に投資をしていたのか(自分がバカじゃないのかと)と思ったよ」と言われました。
地方も、地域も、産業も、医療も、年金も、労働も、人権状況も、育児を取り巻く諸問題も、環境問題も、ありとあらゆる社会の仕組みが何一つ持続可能ではないと少なくとも私には感じられる日本。これを少しでもましな状態にして子どもたち世代に手渡すことが、今子育てをしながらこの仕事を引き受けている私自身の責任であると感じています。
記事では、政治家を目指すことになった理由から、今課題だと感じていることなどをお話しさせていただいています。
下記に記事へのリンクを貼っております。
ご覧いただけたら嬉しく思います。
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/141.html