2024.11.29 17:41
昨日28日から臨時国会がスタートしました。
連日要望活動や陳情団の皆様をお迎えしておりますが、いつも皆様と一緒に写真を撮ることにしているのは、議員会館の会議室に飾っている能代市の平川慧(けい)さんの絵の前です。
平川さんには重い障がいがありますが、絵を描くことが好きで、こうした作品をたくさん描かれています。5年前の選挙の際、お母様の幸子さんのお知り合いの方のご紹介で繋がり、「もし選挙に勝つことが出来たなら、一枚絵を飾らせて頂けませんか?」とお声がけしたのでした。「選挙に勝つことが出来たなら」などと人前で口にしたのは、この時だけであったと思います。慧(けい)さんの絵を飾ることによって、障がいがある方、そして支える保護者の方々の日々の不安と苦労が少しでも軽減されるように働いていきたい、その原点を忘れずにいたい、そのような想いで口から出た言葉でした。
私の想いとは裏腹に、先日も、医療的ケアの必要なお子さんがお亡くなりになり、母親が逮捕されるという事案が相次いで報じられました。子育ては健常児でも日々やるべきことに追われ、悩みと葛藤の連続です。障がいがあったり、医療的ケアの必要なお子さんを抱えるご家族のご苦労は計り知れず、ご家族にばかり負担が重くのしかかる社会のあり方は変わっていません。
任期を終えて絵を平川さんご家族のもとにお返しするそのときまで、少しでも社会を変えられているように、ご家族の負担軽減のために最善を手繰り寄せる努力を続けていくことを誓い、今日もこの絵を見つめながら、気持ちを奮い立たせています。