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秋田県知事選挙〜投票に迷っている皆さまへ

2025.03.29 18:38

秋田県知事選挙が行われています。

ここに私の考えをお伝えしたいと思います。

ご一読頂けたら幸いです。

今回の選挙にあたり、私は数日前まで、支持する候補者を公にしておりませんでした。

それは、私自身がまだ政治の世界に入って間もなく、そして7月に選挙を控えている身であって、そのような立場で、特定のどなたかを支持するなどと表明することは僭越でおこがましいと考えていたからです。

それにもかかわらず、

当初の考えを改め、今この場で「秋田のリーダーには猿田さんが相応しい」と明確に申し上げることになったのには、あるきっかけがありました。

それは、選挙戦初日のお2人の第一声を聞いたことでした。

猿田さん、以前から感じておりましたが、真摯に誠実にこれからの秋田に必要なことを語っておられると感じました。うちの夫などは「もっと情熱的に話して欲しい」と言っておりましたが、6年前の私がそうであったように、初めて選挙に立候補をする時の緊張感は相当なもので、そうした中でも、猿田さんは落ち着いてご自身の想いを言葉を紡ぎながらお話しされて、その誠実なお人柄が滲み出ていると感じました。

一方、お相手である鈴木健太さん。

私は健太さんと同じ昭和50年生まれですが、同い年の健太さんの第一声には、何かいいようのない違和感を感じたというのが正直な感想でした。

これは良し悪しの話ではなく、私自身としてどうしても相入れない想いを抱いた言葉があったからです。

それは、「若くないと変えられない」、

「広い秋田で現場の声を聞いて、本音を知るには相当な体力と気力と意欲が必要。私なら全力で走れる」、

「歳いったらできない」という健太さんの言葉にあります。

その言葉の先にあるのは何か。

それは、61歳の猿田さんを指していることは明らかです。

確かに「若さ」は売りの一つだと思います。

私の夫も27歳で立候補した時から、折に触れて若さをアピールしてきたと思います。

ただそれは、「若者に期待してほしい」「若い力に託してほしい」という想いであって、今回のように「若くないと変えられない」という、決めつけるような言い方は一度もしてきませんでした。

本当に、若い人にしか、社会や物事は変えられないのでしょうか。

国会では少しずつですが、私のような子育て中の女性議員も増え、多様な属性をもった方々が参画するようになってきました。重度の障がいをもつ議員も活躍しています。今週行われた勉強会にも、こうした議員に期待して障がい当事者の皆さんが多く国会に集まっていました。私がコロナ禍に、ある制度の運用を変えて若者を助けたいと訴えた時、助け舟を出して制度の運用を変えるひと推しを下さったのは、先日まで参議院の議長を務めておられた80代の尾辻先生で、今は車椅子を使っておいでです。

「それは何十人、何百人いる議員だからできるんだろう、行政のトップなんて無理なんだ」と言われるのかもしれません。

でも、考えて頂きたいのです。

果たして、そういう社会のあり方は、望ましい社会でしょうか。

そこに、誰かを排除する意識は働いていないでしょうか。

私が受け入れられないと感じるのは、こうした考え方に、かつてそうした場で女性が「戦力外」とされてきた考え方と同じようなものを感じるからです。

いままでの日本の社会は、家事も、育児も介護も誰かに丸投げをして、仕事だけに集中できる健康な男性にしか活躍の場を与えてきませんでした。だからこそ、そこから排除されてきた女性、障がいのある方、子育てや介護で短時間しか働けない方、あるいは自身の病気やケガでフルタイムで働くことが難しい人は「使えない」とみなされ、活躍の場を与えられず、結果として、その方達の視点が社会に活かされてこなかった、このことが、今の日本の停滞を招いたと私は考えています。

秋田にも同じことが言えると思います。

まさしく健太さんの発言の主旨である「体力があって全力で走れる人じゃないと大事な仕事は務まらない」という発想が秋田にあったからこそ、多くの女性たちは息を潜め、そして、秋田に育ち教育をうけ、未来に希望を抱いた若い女性たちは、その息苦しさと不公平さに、秋田を離れることとなったのではないでしょうか。

そしてその結果、秋田で生まれる子供たちの数は急激に減っていたのではないかと思うのです。

つまりは、健太さんの「若く、走れる、体力あるもののみが、秋田で大事な役割を務められる」という考えこそが、秋田の活力を失わせ、少子化を招いた根本的な発想だと思うのです。

私がお付き合いのある、フィンランド大使の言葉をご紹介します。

私から「フィンランドはなぜ、教育に力を入れ、男女平等を強く推進しているのですか」と聞くと、大使は、

「人口の少ない我が国には、一人の人材も取り残す余裕など残されていません。経済を成長させるには一人ひとり、みんなの可能性を最大限に活かすことが必要不可欠です」

そのような言葉が返ってきました。

少子高齢化が日本で最も進んだ秋田県は、同じように、一人の人材も取り残す余裕など残されていません。一定の年齢や属性の人を指して、「あなたにはできない」と決めつける余力など残されていないと、私は考えます。

むしろ、「男性でも女性でも、そして何歳であっても、あなたは社会を変えていくことはできるんだ、だから頑張っていこう!」

そう、リーダーが声を大にして主張し、背中を強く押していくことこそが、秋田を豊かにし、そして少子化に打ち勝っていくために絶対に必要な行動であると確信しています。

私は、その行動ができる秋田のリーダーは、猿田さんだと考えます。

猿田さんのもとには、それこそ、若手からシニアまで、それだけではなく、政党や地域などの多くの垣根を超えて、支援する方々が集まっています。

様々な背景や考えをお持ちの方が、「秋田のために」という一点で、垣根を超えて手を取り合うことができました。その背景には、猿田さんの「これからの秋田の発展には、ありとあらゆる皆さんの力が必要なのだ」との強い信念があったからだと思います。

どのような立場の方であっても頭をさげ、協力を願い、集まった仲間が互いの違いを乗り越えて共に歩むために、猿田さんが真ん中にたって包み込む、「包容力のリーダーシップ」があったからこそと感じています。

秋田の未来は決して暗いものではありません。

大きな可能性を、この秋田は秘めています。

この少子化の中においても、秋田を強く前に進めることは十分に可能だと信じています。

その為に、お一人おひとりのお力が必要です。

猿田さんは、その皆さんのお力とお気持ちを、決して切り捨てたりしません。

皆さんの「秋田のために頑張りたい」という気持ちに正面から向き合って、背中を押してくれます。

そんな猿田さんこそが、秋田の新しい知事に最も相応しい候補だと確信しています。

誰一人取り残さない秋田を、みんなが参加できる秋田を、猿田さんと共に築いて参りましょう。

どうか皆さまの貴重な一票を猿田さんに賜りますようよろしくお願いいたします。

3月29日

てらたしずか


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