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立候補の決意

2025.07.03 12:39


今日から選挙戦が始まりました。
私が最も訴えたいことを、第一声として会場の皆さんにお伝えいたしました。
地方の声に、生活者の苦しみに向き合おうとしない政治を、しっかりと変えていきたい。
この私の思いをご理解いただけるよう、17日間精一杯訴えて参ります。

こちらにも掲載いたしますので、お読みいただけましたら幸いです。
―――――――――
おはようございます。
選挙戦のスタートとなる今日、朝からこの場に足を運んでいただきました皆様にまずは心から感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。

私はこの6年の任期の中で、「生活にまつわることの全てが政治課題」であることを肌身で感じながら活動してまいりました。

ここ数年のあらゆるものの物価の上昇は、個人のやりくりでどうにかできる限界を超えており、この米どころの秋田にあっても、主食である米の値段ですら高騰してしまいました。
米が高くて買えないというお声の多さに、多くの団体が支援に乗り出していますが、家庭の外に向けて助けを求めることは、尊厳が損なわれるような辛さがあるということに、政治がもっと思いを馳せる必要があります。

一方で、県内の米農家の皆さんからは、ほんの一年前まで、米価が低すぎる、先祖代々の農地を守っていきたいが、赤字では続けられないし、子供にも継がせることはできないというお声を多数伺って参りました。
まさしく、政治が生活者の声にも、生産者の声にも鈍感で対策を怠ってきたことは明らかです。

また、3世代同居が珍しくなり、兄弟の数も減って家族の姿が変わるなか、育児や介護に家族の手を借りられるという方は少なくなってきています。家庭の中で、介護を担っているのは配偶者という方が最多となり、老老介護といった介護の問題も危機的な状態にあります。
共働きが多数派となる中で、子育て世帯の忙しさもまた、子どもを産み育てたい、もう一人子どもを持ちたいと思う人を減らす原因となっています。
本当は政治がこうした家族の姿の変化に合わせて、介護や育児の支援制度をしっかりと整えてこなければならなかったのに、現実はそうなってはいません。

初当選した当初、県内でたった一人の女性議員であり、周りの男性議員のように活動していくことができるかどうか、不安になった時がありました。
それでも、「あなたになら話せると思った」と、多くの方から、ご自身やご家族の悩みを打ち明けて頂いてきました。こうした頂くお悩みの一つひとつは、個人的なことのように思われても、結局は制度の狭間の課題であったり、突き詰めれば、社会の構造的な問題だということに気付かされることも多くありました。

これらの生活に関わる多くのご相談を頂き、その都度、制度の運用改善や、時には法律の改正のために奔走して参りましたが、その中で確信したことがあります。
それは、
いまの政治は、私たちの生活そのものの実態、生活の中で生じる苦労を全く理解してないということです。

物価の高騰などの家事・家計に関わること、
認知症や介護が必要になった家族のこと、
子育てに伴う様々な悩みや葛藤、
これら家事・育児・介護と、仕事とを、どう両立を図っていくのか。
そしてまた、赤字続きでも懸命に農地を守り、国民に食料を届けてきた農家の苦労、
こうしたことに今の政府は向き合っているでしょうか。

県民一人ひとりが、置かれた環境の中で精一杯の努力を重ね、毎日を生きています。
こうした県民の日々の暮らしぶりを、今の政治は本当に見つめているのでしょうか。
私は、そのような今の政治を変えたい。
生活に根ざした政治を作りたいと思っています。
この6年間、県民の生活の悩みを受け止めて、そう強く想い、再び選挙に臨むことを決めました。

もちろん、私などでいいのだろうかと自信が揺らぐこともあります。でも、私にも果たすべき役割があると自らを鼓舞して頑張っています。なぜなら、育児も家事も介護も全部誰かに任せて、仕事だけに専念できた人たちが主に政治をしてきた結果が、今の日本だと考えているからです。

私は、多くの方と同じように、経済的に苦しい時期がありました。
中学の時には不登校になって、このまま消えてなくなりたいと悩んだ時期がありました。また、弟を亡くし、悲嘆に暮れた数年間がありました。
そして今、子どもを持ち子育てに苦労をしながら、両親の介護も始まって、子育てと介護と働くことの両立に悩み、四苦八苦しています。
そうしてまた、多くの女性が味わっているように、息苦しさや理不尽を感じています。

こうした生活に伴う皆さんの想いや苦しみに共感をしながら、
生活の中で生じる様々な困難に向き合い、その一つひとつに最善を手繰り寄せる努力を、政治をこれからも続けたい、そして誰かの人生のつまずきに隣で寄り添える議員でありたいと思っています。

どうか皆さん、お力をお貸しください。

家事、育児、介護、
生活の実態を知る一人の女性として
県内でたった一人の女性国会議員として、
県民の想いや苦しみを代弁し、
生まれ育った秋田と、
子どもたちの未来のために一生懸命頑張ってまいります。

地方の声に、生活者の苦しみに向き合おうとしない政治を、しっかりと変えていきたい。
この私の思いをご理解いただけるよう、17日間精一杯訴えて参ります。
どうかこの場にお集まりのお一人おひとりの方が支援の輪を広げてくださいますよう、心よりお願いしまして私の出発の挨拶とさせて頂きます。

頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願い致します。

てらたしずか


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