2025.07.09 12:22
子どもの時から犬と猫がいなかったことがないというほど、動物好きの家で育った私と弟。猫を拾ったり、「貰い手がなければ保健所に」と言われた知人宅の犬を自宅に連れて帰ってきたりしてよく叱られました。それでもいつも、「飼ってくれる人が見つかるまで」などと言って、なし崩し的に家族の一員に迎えていました。思い返せば、今まで拾った犬と猫は計10匹。そのうち、本当によそに貰われていった2匹を除き、人生を共にした犬猫は8匹です。不登校の苦しい時期、泣いているといつの間にかそばに寄ってきてその背中で涙を拭かせてくれた猫のミュウ、気晴らしの散歩によいパートナーだった犬のミルクの2匹には、本当に辛い時期を励ましてもらい、今も手や頰にその感触が残っています。
県内の犬猫の殺処分数は年々減ってきており、行政の方のご尽力、いぬねこネットワーク等民間団体の方のご活躍には頭が下がるばかりです。
少子化時代の「新しい家族」、ペットの新規飼育頭数が子どもの出生数を超えた、とのニュースもありましたが、我が家のみならず、応援してくださる方のお宅へのご挨拶回りをしていると、思いのほか犬猫がいるお宅も多くあります。また、この選挙戦が始まってからは各地で犬のお散歩をしている方々から応援を頂き、かわいらしさに癒されています。お宅の中から手を振ってくださる方がないかと目を凝らしていると、窓辺で佇む猫を見つけて手を振ったり。みんな大事な家族の一員なんだなとほんのり心が温まります。
イギリスにこんなことわざがあります。
子どもが生まれたら犬を飼いなさい。
子どもが赤ん坊の時、
子どもの良き守り手となるでしよう。
子どもが幼少期の時、
子どもの良き遊び相手となるでしょう。
子どもが少年期の時、
子どもの良き理解者となるでしょう。
そして子どもが青年になった時、
自らの死をもって、子どもに命の尊さを教えるでしょう。
犬猫をめぐっては、動物愛護議連の一員として改善への働きかけを続け、環境委員の際には悪質なブリーダーを規制する法改正の議論にも加わりました。ただ、まだまだ様々な課題が残されています。例えば、不適切な飼育、展示販売を行うペットショップの問題。飼い主が亡くなり、残された犬や猫が行き場を失うケースも増えています。また、災害時の避難体制の整備も考えなくてはなりません。
多くの人たちにとって家族同様の動物たちと共に生きていくため、引き続き頑張って参ります。