2021.10.20 15:01
「そういうのは恥ずかしいから」
そう言って、自分がしてきたことを話したがらない人なのです。
やってもないことを、自分がやったと吹聴するのが常のこの世界において、その正反対をいく夫には、内心もどかしさを感じます。
ですが、選挙ということもあり、皆さんのご参考になればと、私から見た候補者・てらたまなぶのことをお伝えしたいと思います。
地味なことであっても、「それはおかしい」と思うことには徹底的に取り組む人です。
議員の誰しもがテレビ中継のある予算委員会を希望する中で、「不登校の子どもたちを取り巻く環境をなんとかしたい」と党幹部にお願いを尽くし文科委員会に所属していました。また、「幸いにして自分は家庭に恵まれたけれど、そうではない家庭に育ち、非行に走る子ども達のためにできることをしたい」と法務委員会にも。
私が側で見てきたこの2年余り、イージスのこと、コロナ禍で制度の狭間に落ちて苦しむ方々のこと、年金では生活が立ちゆかないという悲痛な声、学校以外の学びの場の支援、医学部女子受験生差別、子どもたちを性犯罪から守るための法整備と国際基準に沿った性教育のこと、地域の安全に大きく関わる信号や街灯のこと、地域にとって欠かせない公園のこと、入管法や少年法の改悪のことなど、憤りを覚えたり、時に涙したり、おそらく秋田の皆さんに伝わっている夫のイメージとはかけ離れた日々の努力と、積み重なっていく着実な成果は、同じ職業に携わるものとして敬意をもって見つめています。
決して新聞では大きく報道されませんが、「まなぶさんに助けてもらった」と感謝される様子を幾度も見かけました。
実際、今回の選挙に、地元はもちろんではありますが、関東から、中国地方からも、1日でいいので応援したいと足を運んでくれる人たちが後をたちません。
既に議員となって18年というキャリアの意義も、同じ職について初めて知りました。
正しいと思うことを、ただ主張するだけでは何ら物事は動かない、普通の常識では計れない政治の世界。どこに伝えるべきか。どのように伝えるべきか。時には政府の方に直接お会いして直接個別にお願いしたり。
長年の国政経験と、そこで培った人とのつながりがあるからこそ、私には到底できないことも夫ならできる、ということがたくさんありました。
私の問題意識を取り合ってくれない役所の方々に対しても、なだめ、励まし、時には厳しく、自分が同じ立場だったらどう思うか、自分の身内に起きたことだったらどう思うかと問いながら、質問で大臣の言葉を取り付けて、最後には「やります」と言わせる。お人好しの私には到底できそうにないやりとりもありました。物事の本質を見つめ、既存の枠組みの是非を常に問い、社会を良くするために何が必要かを念頭に置いて、あるべき方向に相手の理解を得ながら一つずつ話を詰めていくことができるという、当たり前のようでありながら、実はあまり多くの人が持ち合わせていないすべを夫は持っていると、同じ仕事をするようになり改めて痛感しました。そしてこれが、政治の世界においてはとても重要な資質だということも。
こうして、国会で地道な努力を重ねることに時間と労力を使い、国の制度や運用を変えることによって役に立とうとすればするほど、地元では顔が見えないとお叱りを受ける。そんな矛盾も感じてきました。
自分の手柄だと主張をしたり、野党の成果だと声高にアピールしたりすることをよしとしない。
早く、着実に実質的に物事を変えられればそれでいい。そのほうが社会のため。
そんな真摯な問題意識のもとで行動するからこそ、与党の先輩議員や省庁幹部たちからの信頼も厚く、コロナ前はひっきりなしに会食にお誘い頂いたり。
ただ、もどかしくも、こうした国会内での人望、評判はなかなか秋田に伝わることはありません。
この人が、自分がしてきたことをもっと日々訴えてきたならば、地元の皆さんにもご理解を頂けていただろうに。選挙のためになっただろうに。
お相手に大きなリードを許している現状をみれば、悔しさが湧き上がります。
そして私も、実質の解散が決まったのちも国会が続き、今回はコロナの不安、小学校に入学している息子のこともあり、この間、普段なら出来た準備が全く足りていない不安に駆られる日々が続きます。
それでも、皆さんにお伝えをしたいのは、てらたまなぶという議員は、皆様のお役に立てる議員だということです。
100人の議員に聞いてもらえなかった悩みを、101人目としてしっかり受け止めてくれる議員です。
ぜひもう一度、国会で働かせてください。
必ず、皆さんのために働き成果を出していくことをお約束いたします。
私の政治活動の最大の理解者であり、いつも絶対の信頼を置いて様々な問題解決を共にしている唯一無二の同志である夫・てらたまなぶをなんとしても当選させるべく、全力を尽くして参ります。
みなさまからもどうか絶大なるご支援、ご支持を、貴重な一票を「てらたまなぶ」に投じていただけますよう心よりお願い申し上げます。
令和3年10月20日
寺田 静