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日本の社会に変革を、一緒に

2023.09.14 13:53

先週、米国国務省「IVLP Impact Awards」助成、Empowering Women's candidates for Local & National government elections in Japan ~最初の一歩、地方選挙及び国政選挙を目指す女性に向けてと題したワークショップに登壇させていただきました。

既に自治体議員を務めている方々、議員を目指している方々、自らが選挙に臨むかはわからないけれども政治でしか変えられないことがあるのではないかと問題意識をもつ女性たちが多く参加されていました。

政治家を志した理由から、活動をする中での困難、どうして女性の政治家は増えないのか、どうすれば改善が叶うのか、議員となってからどう私生活との両立を図っているのかなど、政治に関心を持つ多くの女性たちとともに議論が出来たことは本当に貴重な時間であり、また、女性の政治参画のために長く努力されてきた先輩議員から、取り組みのきっかけとなった出来事や、候補者の一定数を女性とすることを政党に努力義務とした法案の制定過程の困難などについてお話を伺えたことなどは、まだ経験の浅い私にとって学びの深いものでした。

昨日発足した新しい内閣では、女性閣僚が5名となり、過去最多と同数。岸田内閣における女性大臣の割合は26%となりましたが、少数派が物おじせず行動できるとされる3割(クリティカルマス)にはまだ届かない数字です。

ヨーロッパやカナダなどでは、連立内閣の党首全てが女性であったり、内閣の半数が女性となり、そもそも女性が何人いるかということがニュースにはならないくらいまでに男女平等が浸透してきています。こうした現実を見れば、日本の現状はまだまだであると言えますが、私は悲観はしていません。日本の変化は非常になだらかな直線を描いているように見えますが、変化は直線で訪れるのではなく、何かのきっかけで急勾配を描くこともあると感じているからです。

女性をクリティカルマスまで含める必要がある、という認識は広がりつつあり、保守政党でも女性を多く登用すれば評価が上がるだろう、候補者の一定数に女性がいないといけない、会議体を作るならひな壇に女性がいないといけない、といった意識が浸透してきています。

私に出来ることは、こうした時に候補者となる女性を増やすこと。

ワークショップの参加者では、以前からTwitterをフォローさせていただいていた特色ある取り組みをされている自治体議員の方とも初めてお目にかかることができ、また、同世代で3人のお子さんを育てながら小さな町で議長をされているという女性のお話も伺って、秋田もまだまだ変わっていけるとの大きな励みを頂きました。

明日(15日)は類似のテーマで、県内の女性議員の方々とともに、国際教養大学の学生さんたちに向けてお話しする機会を頂きました。

これからも県内外で政治に問題意識をもつ女性たちと手を繋ぎ、我が子を含めた次世代のために社会変革を起こす努力を続けていきます。


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