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個人的な悩みは実は政治の課題

2021.07.28 16:43

オリンピックの最中、東京の新型コロナ感染者数は過去最多を記録し、医療体制に支障が出てきています。オリンピックの開催そのものが感染を広げているというよりは、そんな国際的な大イベントが行われているのに自粛をしろと言われても、、という気持ちが多くの方たちの本心ではないでしょうか。

60代以上の感染者が劇的に減って、若い世代の感染者の割合が9割になっていることをみれば、変異株があるとしてもワクチンの効果は大きく、政府にはここからさらに増えるであろう患者のための医療体制の整備とともに、ワクチンの確保と安定した供給を求めていきたいと思います。また、政府の方針に振り回されつつも日々現場で尽力されている行政関係者、医療従事者の皆様には改めて心からの感謝を申し上げます。

この夏も全県25市町村での語る会(集会)を開催したいと願っておりましたが、このような状況下で皆さんにお集まりいただくことは難しいと判断し、開催を断念しました。ただ、皆さんのお声を少しでも聞く機会を作りたいと、去る24〜26日の3日間、電話で語る会を実施し、100名近い方々とお話をさせていただきました。

個々別のご相談を詳らかにすることは控えたいと思いますが、災害のこと、お子さんやお孫さんの学校のこと、子育て環境や女性を取り巻く社会のこと、年金だけでは生活が立ち行かないというご相談や、ご家族や近隣で生じている困りごとや心配事、ご自身の健康のこと、外交課題、環境問題、今の政治への不信、そして、自らも病のうちにありながらも、広報紙に書かれた私の活動を読み感激してくださり、これからも社会のため困っている人のために働いてほしいというお声など、様々なお話をお伺いしました。
また、電話ではうまく話せないかもしれないと、メールや電話、FAX、お手紙でご相談をお寄せくださった方々もありました。

ご自身の生活や仕事を通して見えた社会の歪みや、突如自分ごととなった社会問題などをお聞かせいただき、「個人的なことは実は社会や政治につながっている」と改めて私自身も痛感させられた3日間でした。

皆さんのお声を伺っても、私一人で解決できるものは少なく、地元の議会議員の方たちにお知恵をお借りしながら、皆さんのお悩みを一つずつ、少しでも解決することができるようにと連携をとっているところです。

「病まなければ ささげ得ない祈りがある」

選挙の際にお会いし、いつも応援してくださっている方からいただいたカードに書かれていた言葉です。

ご連絡を下さる皆さんは、不登校や弟の病気や死など、私の経歴を知り、それならば打ち明けたいと思ってくださる方が多かったように感じています。
苦労をしてきたからわかってくれるのではないか、言葉にせずともきっとそう思ってくださっているのだなとひしひしと感じ、こうした皆さんの気持ちに少しでも応えられるように努力を続けていかなくてはと気持ちを奮い立たせています。

期待される働きができるように努力をしながら、祈るような気持ちでお一人おひとりの方との電話を終えた3日間でした。


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