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感染拡大の波が秋田にも

2022.01.26 17:37

オミクロン株による感染の急拡大がとうとう秋田にも及び、連日かつてない感染者数が報じられています。

昨日の県内の感染者数は過去最多の245人となり、私の生まれ故郷である横手では100名を超える方が感染されるなど、目を疑うような状態となってきました。

通常国会が先週スタートしてから、永田町でも複数の議員の感染が判明。この状況下ではお招き頂いていた秋田の行事にも足を運ぶことは難しいと考えておりましたが、今週になり、次々と県内での行事自体の延期や中止、オンライン開催への移行などのご連絡を頂くようになりました。

横手の父からは、雪かきと買い物以外は外に出ないことにするというメールも。

コロナウイルスの感染が報じられてから丸2年。未だに検査体制が整わず検査を断られるといった話や、困窮者や事業者への支援が十分行き届かないこと、ワクチンや治療薬、医療体制の整備といったところが整わずに再び保健所や医療関係者の皆さんらが窮地に立たされる事態となっていること、水際対策で時間稼ぎをするといっていたのに、どうしてその間にブースターとなる3度目の接種を進めることができなかったのかということなど、多くの疑問符がつく政府の対応があります。

県内でも保育所や学校の閉鎖などが出てきて、子を持つ家庭へ大きな影響が出てきています。

5〜11歳の子どもたちのワクチン接種が先週承認されましたが、接種開始は3月になるとのことで、この年齢の子供たちが感染し、家庭に持ち帰り家庭内感染が起こっている例が増えていることが指摘され、我が家もいつそのような事態になるかと案じる日々です。

We are all in this together.

「みんな同じ船に乗っている、だから一緒に乗り越えよう」

そう言われてはや2年。

実際には、みなが同じ船に乗っているのではなく、リモートワークが可能な人たちとそうではない人たち、経済的に恵まれている人たちと困窮している人たちなどでは、コロナで受ける影響が違っていること、医療・保健、生活に欠かせないゴミ回収等に関わる方たちなどが受ける影響は非常に大きく、性別、人種や国による格差にもより明らかになったと指摘されてきました。

秋田は、日本一の高齢化県であり、高齢者、基礎疾患のある方に重症化が懸念されることから、福祉施設や医療機関は、最悪を想定した準備体制が欠かせません。

お正月には感染防止対策をした上で、グループホームに入居している祖母にも久しぶりに面会をしましたが、この間、感染防止の努力を必死に続けながら、入居者の生活の質が下がらないように心配りをされている関係者の皆さんに本当に頭が下がる想いでした。

秋田ではまだ蔓延防止措置等は出されていないものの、既に感染が広がっている地域では街から人が消えている、飲食店は全ての予約がキャンセルになったなどというお話も耳にしており、宣言などが出されなければ対象とならない国の支援メニューもあるのにと事業者の方からは悲鳴が上がっています(注:今月末からの事業復活支援金など、宣言地域外であっても対象となる支援もあります)。

皆さんには、感染が心配されるような場面を控えてご自愛いただくと共に、お付き合いのある飲食店などには、持ち帰りや家族だけでの外食などでご協力をいただけたらと思います。

私自身も、年明けから始めていた県内のこども食堂を運営されている皆さんからお話を聞く活動などを一時休止せざるを得なくなりました。各地で対策をとりながら活動継続に腐心されている皆様に心から感謝しながら、直接の支援はもちろんですが、そうした支援をされる方を支援するための方策も併せて国や自治体に働きかけて参ります。

写真は湯沢市にて子ども食堂を営む方と


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