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両立できる社会を、ともに

2024.02.28 13:57

国会の合間、この日お昼を一緒に食べたのは、おおつきくれは衆議院議員。

3年前の選挙で北海道の選挙区から初当選した彼女とは、互いに議員となる前からのお付き合いです。

私が選挙の前に開いた集会で、子育てをしながら働くことの大変さのエピソードの一つとして皆さんにお話していたのは、テレビ局に勤めていた彼女から聞いていたもの。会社を早上がりして、同じ保育園に入れなかった子どもたちを1時間かけて2つの保育園に迎えに行き帰宅し、ご飯を作って食べさせてお風呂に入れて、座る間もなく立ち働いても9時に寝かしつけるのがやっと。「仕事も子育ても手を抜きたくない。結果、削れるのは自分の睡眠時間だけ」と、自分の仕事が大好きでバリバリと働いてきた彼女ですが、ギリギリの努力をして勤務時間中に目一杯頑張っても、「会社にとってみれば、私は『単に早く帰る人』なんですよ」と。そう語る彼女の悲しげな目を何度も思い出しては泣けてきて、こういう痛みを実感としてわかっている人が政治の場にいるべきだとの想いを強くしました。活動期間中に落ち込んだ時も、彼女の辛さ悔しさに比べたら取るに足りぬことと思い頑張ることができました。

そんな彼女が選挙に出ると聞いた時にはびっくりしましたが、当選が叶い、今同じ政治の場で仕事ができているということがとても嬉しく、社会のあり方を変えたいと共に頑張っています。ワークライフバランスをとることが難しい社会の変革を訴え、様々な場所で努力をされている女性たちがいますが、選挙を越えなければいけない政治家という仕事は望めば誰もが叶えられるということではないということも実感しています。この仕事ができることの有り難さと緊張感を忘れずに、与えられた任期の限り努力を続けていきたいと思います。


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