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農林水産委員会

2022.08.04 16:42

この度の豪雨災害被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

地盤が緩んでいる可能性のある地域の皆様には引き続きの警戒を宜しくお願い致します。

3年に一度となる所属委員会の配置換えで、今国会から念願叶って農林水産委員会の所属となりました。秋田にとって非常に大きな課題である農林水産分野のことに取り組みを深めていく良い契機とできるように頑張って参ります。

多くの国政課題の中でも、農林水産分野は特に関心をもっていたもののひとつでありながらも、当選後8ヶ月ほどでコロナ禍が始まり、往来を控えていた時期もあって、この間十分に取り組んでくることができていませんでした。知事から往来自粛が呼びかけられていた頃には、秋田に戻ることができずに、それでも何か機会をと思い、同僚議員と共に関東近県の農家さんを訪ねさせてもらい、勉強させていただいたこともありました。所属していた環境委員会で農業の問題を取り上げることもありましたが、主幹省庁が異なることもあって、もどかしさの残る質問となりました。

食品の多くを輸入に頼る日本は、原油高、ウクライナ戦争の影響を受け、広範な品目で値上げが続いています。かねてから指摘されて久しい日本の食料自給率37%が低すぎるという問題に対し、今こそ国民的議論を喚起し、先進国として食糧の安全保障の問題を真剣に議論すべき時でありますし、この問題の解決は、農業県秋田にとって大きなチャンスとなり得るものと感じています。また、今は十分に活用されているとは言い難い秋田の豊かな森林も、気候変動問題の危機的な状況を考えれば、可能性を秘めた大きな資源であり、すでに他の自治体で行われている先進的な取り組みを取り入れることはできないものかと考えを巡らせたりしています。牧畜業の方からは、輸入飼料の値上がりにより、地場産飼料の需要が増えてきたということで、暑い中連日刈り取り作業に追われているとのお話も聞きました。

気候変動による採れる魚種の変化や、後継者が不足する中にありながらも、先日もNHKで未利用魚の販路の工夫をしている県内の若手漁師の方などが取り上げられており、意欲的な取り組みを始める方も出てきていることを嬉しく思っております。農林水産業に携わる皆様、県内の議員の皆様と共にこうした県内の諸課題を考え、解決のために微力ながら働いていきたいと思います。

コロナの様子を見ながら、まずは全県の農家の皆さんの元に足を運んで参ります。

てらたしずか


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