2023.09.21 11:01
8月24日、ガチガチに緊張して臨んだ田原総一朗氏との対談「田原カフェ」。
この会は、田原氏が20代や30代の若者の話を聞きたいというところから始まったもので、この日は、20名ほどの大学生から社会人まで、様々な背景や経験を持つ方が参加されていました。
世の中の理不尽についてというテーマを頂き、私自身の不登校の話から教育のあり方について、参加者の皆さんからも経験された理不尽なことなどもお伺いし、意見を交わしました。
政治の世界に入ってまだ数年の私。
テレビで見ている田原さんの鋭いツッコミがいつ飛んでくるかと怯えながらおりましたが、事前にも「テレビで拝見する田原さんは怖いです」などと失礼なことを田原さんのスタッフの方にお話ししていたために気を遣っていただいていたのか、それが飛んできたのは一度だけ。
私が、「学校が標語を掲げて理想の子ども像に矯正していくような教育のあり方はおかしい。全ての学校が、一人ひとりの子どものありのままを受け止める場所であってほしい」という趣旨の発言をした時でした。
「学校は理想を掲げちゃいけないの?」という指摘が飛んできて、私も咄嗟に、そうだよなあ、素直に考えると確かにそう思ってしまう・・・と思いながら、今現役で子育てをしながら心に留めていることをなるべく簡潔にと冷や汗を流しながら、以下のようなことをお話しさせて頂きました。
以前、北欧の子育ての究極の目的は、「子どもが自分の得意を活かして幸せに生きていく道を見つけること」だと聞いたこと、私自身も我が子を育てながらそれを意識していること、学校もそれを助ける場所であってほしいこと・・・等々(その後は田原さんからのツッコミはなくホッと胸を撫で下ろしました!)。
田原さんの鋭い指摘はその後私ではなく、会場で発言される若者の皆さんのところへ。
その様子はまるで「カフェ」というよりは「ゼミ」のようだと感じました。
日本は政治関係者でもない限り、政治のことを語る機会が少なく、普段の友人知人の日常会話では政治と宗教の話は避けられることが多いと感じます。その意味で、若い世代がこうした場所で政治のことを考え語ることが出来るこの「田原カフェ」の取り組みは貴重なものだと感じました。
田原さんから、合間の休憩時間に、これまで重ねてきた多くの高名な政治家との会話についてポツポツと教えて頂いたことも、大切に胸にしまいながら、そして何よりその日のことを、私には身に余る言葉で綴られたブログで発信してくださったことにも感謝しながら、これからも歩みを続けたいと思います。
田原さんとスタッフの方のブログを下記に記しますので、そちらもご覧いただけたら幸いです。
Photo by Haruna Haruyama
https://taharasoichiro.com/cms/
https://note.com/tana_tana_sho/n/n2cef8e700895