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秋田と雪

2024.02.08 12:07

今年は暖かく、雪が降らない冬となっています。県内はこれから多くの小正月行事を迎えるので、各地域にとって悩ましいのは雪不足。

今週末(10、11日)開催される湯沢市の小正月行事「犬っこまつり」は雪像を減らして開催するとのこと。少し残念ではありますが、主催者の皆さんによると、出店はコロナ前より多いとのこと。多くの方にぜひ楽しんでいただきたいと思います。

美郷町の国重要無形民俗文化財「六郷のカマクラ」(13~17日)も、最終日の夜に行われる名物行事「竹うち」について、雪不足のため中止すると発表されました。昨年は夫が参加し、県外からも参加したいとのお声があっただけにとても残念です。

そして、冬の風物詩でもある私の生まれ故郷の横手市で開催される一大行事「かまくら」。こちらでも市内の雪不足によって、お隣羽後町から雪を運び込んで準備を進めているとのこと。

生活者にとっては有り難い雪の少ない冬ですが、各地のお祭りの主催者、道路除雪が収入源となっている業者さんやスキー場関係事業者にとっては苦しいところです。

毎年、雪が多いときには一日に何度も雪寄せせねばならず、「もう降らないで!」と思いますが、各地の行事を控えたこの時期に雪が少ない時は、今だけ降ってくれないものかと願ってしまいます。

自然相手に何とも勝手な思いですが、それだけ雪は秋田の人の暮らしに密接なもの。なかなか思い通りにはなりませんが、地元行事を楽しみにしている子どもたちや、この時期県内各地を観光で訪れる皆さんが幻想的な雪景色を楽しめることを祈っています。

写真は数年前の横手のかまくら。秋田犬のお出迎えがありました。


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