2026.06.30 11:55

フィンランド大使のタンヤ・ヤースケライネン氏の帰任が決まり、日本フィンランド友好議員連盟主催の送別会が行われ、司会を務めさせていただきました。
フィンランドの教育、家族政策などに興味を持っていた私は、1期目から議連のメンバーとなり、今年からは事務局次長を務めています。
大使は2022年に着任され、フィンランドから議員団が来日したり、独立記念日などの行事のたび、折に触れて多くの交流の機会がありました。私が家族政策に興味を持っていることを知ると、手紙と共にフィンランドの家族政策の冊子をお送りいただいたこともありました。また、この春には、フィンランド式の子育て支援を日本で実現することを目指す「妊娠期から家族を社会で支える議員連盟(ネウボラ議連)」の設立総会にもお越しいただきました。
夫と共に議員生活を送ることの限界を感じ、どちらかが引退をと考え、夫が引退をすると言いだして私自身として大きな葛藤を感じていた時期、大使館のサウナにもお招きいただく機会がありました。大使とサウナでご一緒しながら、女性である大使のパートナー(夫)はなんの仕事をされているのかと不躾なことを伺うと、大使とともに多くの国に帯同するなか、子育てもしながら、彼はその土地その土地で都度出来ることをしてきた、と教えていただきました。フィンランドをはじめ北欧の国々から日本にやってくる大使は女性も多く、中には各国に派遣される大使の半数が女性という国もあるそうです。実は日本も、外務省では女性が多く活躍しています。
男女平等の国、世界で女性が初めて参政権を獲得した国であるフィンランドから学ぶことは大きく、「夫の方が議員を引退する」ということに心が揺れ動く中で大使からお話を伺ったことは私の中でとても心に残るもので、夫婦ごとにそれぞれの形があっていいということに、ふと肩の荷が降りたような気持ちになりました。
送別会に同席していたフィンランドの海軍大佐は、7月は4週間の夏季休暇をとられるとのこと。やりがいのある仕事をしながら、家族とゆったりと過ごし、自分の人生を考える時間のゆとりがある。そんな社会のあり方が世界一幸せな国フィンランドの秘密であることを改めて感じた時間となりました。
沢山のことを教えて頂いたタンヤ・ヤースケライネン大使のご健康、新しい任地でのご活躍をお祈りしています。